教員が忙しい理由は「断れない」から!【まじめな人ほど苦しみます】

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こんにちは、教師ブロガーのライス(@rice_papat )です。

突然ですが、教師という仕事に疲れていませんか?

朝早く出勤して夜遅に帰宅。

家に帰ればテストの採点。

休みの日は部活動。

かといって残業代や休日出勤の手当が出るわけでもない。

やりがいはあるけど自由な時間がなくて辛すぎ…

そう思ってしまったことはありませんか?

教師はとてもやりがいのある仕事。

ですが、悩みを抱え働いている人も少なくありません。

その中でも特に大きな悩みは、とんでもなく忙しいこと。

教師として自由な時間がなく疲れてしまった人は、まず「時間を作り出すこと」を考えましょう。

ライス

気づかないうちに忙しい原因を自ら作り出してしまっているかもしれません。

本記事では「時間を作り出す本」を紹介します。

ライス

この本に書かれている「エッセンシャル思考」を身につけ、自分の時間を取り戻しましょう。

全て真面目にやろうとする教員が消耗してしまう

「全部手に入れよう、全部やろう」とするうちに、私たちは何かを失っていきます。自分の時間とエネルギーをどこに注ぐか決められずにいるうちに、上司、同僚、顧客、家族など誰かが私たちのやるべきことを決めてしまいます。そうして思考停止に陥り、自分にとって何が本当に大事なことなのかわからなくなるのです。

出典『マンガでよくわかるエッセンシャル思考』グレッグ・マキューン著、18ページ

これが今のあなたです。

こんな状態で教師が続けられますか?

本記事で紹介するのは「エッセンシャル思考」という考え方です。

エッセンシャル思考の基本的な考え方は以下の3つ。

  1. 「やらなくては」ではなく、「やると決める」
  2. 「どれも大事」ではなく、「大事なものはめったにない」
  3. 「全部できる」ではなく、「なんでもできるが、全部はやらない」

まずはこれら3つの考え方を心に刻みましょう。

大事なことはいつもシンプルでほんの少ししかないのです。

教員が忙しい理由は「断れない」から!【まじめな人ほど苦しみます】

いくつものことを同時にこなせることが優秀な証だという考えが蔓延し、人々は皆、忙しい日々にもっと多くの活動を詰め込もうと奮闘しています。

出典『マンガでよくわかるエッセンシャル思考』グレッグ・マキューン著、18ページ

学校では、一人で様々な仕事をこなさなければなりません。

教員のお仕事
  • 担任
  • 教科指導
  • 部活動
  • 委員会
  • 生徒会

そしてそれらの様々な仕事をすべてこなす人が評価され、次々に新しい仕事を任されるのです。

たしかにたくさんの人に信頼され、仕事を任されることはすばらしいことだと思います。

しかし、そのせいで本当にやりたかったことができていないと感じたことはありませんか?

忙殺されて自分は何がしたいんだろう思ったことはありませんか?

こうなってしまう原因は、「断ることを極端に嫌う」という世の中の風潮です。

ライス

たしかに断るの気まずいよね・・・

頼まれたことは取りあえず引き受け、断ることが悪いことのように思われています。

そんな中で、優秀でまじめな人は次のような負のスパイラルに陥ります。

まじめな教師の負のスパイラル
  1. 目標をしっかり見定め、成功へと一直線に進んでいく。
  2. 成功した結果、「頼れる人」という評判を得る。「あの人に任せておけば大丈夫」と言われ、どんどん多様な仕事を振られるようになる。
  3. やることが増えすぎて、時間とエネルギーがどんどん拡散されていく。疲れるばかりですべてが中途半端になる。
  4. 本当にやるべき事ができなくなる。成功したせいで、自分を本当に導いてくれた方向性を見失ってしまう。

つまり、成功したせいで失敗してしまうのです。

忙しい教員が身につけたい3つの技術

では、そのような負のスパイラルに陥っている人はどうすればいいのか?

それは、次の3つです。

  1. 見極める
  2. 捨てる
  3. しくみ化する

幅広い選択肢の中から慎重に選択し、「これだけは」ということだけ実行するのです。

その中で、自分にとって必要ない仕事は上手に断る必要があります。

なんでもかんでも嫌だというと職場での人間関係が悪くなるので、上手に断りましょうね。

ライス

ちなみに本の中で上手な断り方も紹介していますよ!

99%の無駄を捨て1%に集中する

99%を捨てて1%に集中する。エッセンシャル思考を生きることは、公開なく生きることです。本当に大切なことを見極め、そこに最大限の時間とエネルギーを注げば、公開の入り込む余地はなくなります。自分の選択を心から誇りにすら思えます。

出典『マンガでよくわかるエッセンシャル思考』グレッグ・マキューン著、167ページ

エッセンシャル思考は「99%の無駄を捨て1%に集中する」考え方です

無駄なことはできるだけやらずに、その分本当にやるべきこと、本当にやりたいことに時間を使うべきかなと思います。

「教師は生徒のために働く奉仕者!手は抜けない!」

そういう人もいるかもしれません。それでいいと思うならそれでいいと思います。

けど、教師である前に人間。

無駄なことに時間を奪われ、プライベートな時間まで削られてしまっては体と心を壊しますよ。

ライス

自分の時間も大事にしないと!

ただでさえ教師という仕事は「月額定額で仕事し放題」のサービス

辛いと思うなら無理する必要はないと思います。

あなたは「豊かで意味のある人生」を選びますか?それとも「苦痛と後悔に満ちた人生に甘んじる人生」を選びますか?

さいごに

エッセンシャル思考に興味を持ったけど本を読むのは苦手だなという人は、マンガ版をおすすめします。

もともと外国の人が書いた本です。日本語訳をしているとはいえ、少しクセがあり読みにくいと感じるかもしれません。

一方、マンガ版はそんなクセは一切なく、主人公が小学校教師なので、イメージが沸きやすいです。マンガの部分だけ読んでもおおむね理解できますよ。

ライス

エッセンシャル思考で人生を変えよう!

ライス

ライス

元教員のWebマーケター。
教員のブログ副業や転職について書いています。
Twitterでは自由に発信しています。

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