幼い頃から夢見ていた「教員」という仕事。
22歳でその夢を叶えた僕は、このままじいさんになり定年を迎えるまで、教壇に立ち続けるものと思っていました。このブログを始めるまでは。
こんにちは。ブログで人生が変わった元教員の「ライス」と申します。
名前 | ライス |
仕事 | Webマーケター(元高校教師) |
住まい | 東北の田舎 マイホームに住んでる |
年齢 | 33歳 |
家族 | 妻1人 娘3人 ねこ2匹 |
趣味 | ゲーム ドラム コーヒー 妻と晩酌 |
11年間勤めた教員という仕事を、僕はこの3月で辞めます。
4月からある会社の正社員としてWebマーケティングを担当することになりました。
毎日学校に通い生徒と顔を合わせていた僕ですが、今度はマイホームの書斎で1台のパソコンだけを見つめてフルリモート勤務。
まさかこんなに人生が大きく変わるとは思っても見ませんでした。人生ってマジで面白い。
夢の教員生活
私が教師になったきっかけは、中学生のとき、数学の先生に言われた一言。
「ライスは数学が得意なんだから数学の先生になるのはどうだ?」
当時金八先生が放送されていて、(第5シーズン)夢中になって見ていたので、猛烈に興味が湧く。
「いいじゃん教師!ぼくは数学の教師になる!」と、そのとき自分の将来を決めました。
高校に進学しても、他の職業に目移りすることもなく、そのまま教員免許を取れる関東の大学へ進学。
勉強したり居酒屋の厨房でバイトしたりバンド頑張ったりと充実した大学生活を送ったあと、そのまま関東の私立高校に就職。
夢の数学教師になることができました。
生徒の人生を変えるきっかけになる教師という仕事に誇りを持ち、生徒のためなら何でもやりましたよ。
深夜徘徊をする生徒の捜索や不登校生の家へのお迎え、部活で使う動画の編集を夜中の24時までやっていたこともあります。
当然ながら時間外労働です。しかし、生徒や保護者が頼ってくれたり喜んでくれたりすると、充実感で満たされていました。
(今ここまでやると問題視されますよね…若くて怖いもの知らずだった…笑)
子どもが生まれてライフワークバランスを考えるようになった
2013年。僕が25歳のときに長女が生まれました。
これをきっかけに子育ての環境を整えるため田舎の実家に引っ越すことを決意。(わりと勢いです。ついて来てくれた妻には一生頭が上がりません。)
縁があったのか、すんなり再就職の職場を見つけることができました。今度は地元で私立の高校教師です。
2016年。次女が誕生。幸せな時間が流れていきました。
しかしその一方、平日のサービス残業&休日の部活動で家族と過ごす時間が少ないことがキツくなってきたんです。
「生徒のため」と思い頑張っていましたが、3歳と0歳がいるので、定時で上がりたいと思う日も増えました。
しかし、定時で上がるときには、「生徒や保護者、上司や同僚からやる気が無いと思われてしまうのではないか…?」とモヤモヤした気持ちがどうしても残ってしまう。
そりゃあそうです。教師というのは奉仕の精神をもって未来ある子どもたちを育てる仕事。
学びを提供し、部活動で子どもたちと一緒に汗水流して生徒に寄り添う。人に信頼されるやりがいのある仕事。
けど、思ってしまったんです。
「生徒も大切。けど、自分の娘達はそれ以上に大切。成長の過程を見逃したら一生後悔する。」
ごはんをアーンしてあげたり、一緒にお風呂に入ったり、一緒に布団に入って絵本読んだりトントンしたり…といった時間は、今この瞬間しか無い。
このときから、仕事よりも家庭寄りなライフワークバランスを求めるようになったのです。
妊娠とブログ
2018年、妻が3人目の子どもの妊娠しました。
もちろん嬉しかったです。しかし、不安な気持ちはそれ以上でした。
受験生の担任を受け持つことが多かった僕は、「経済的理由で自分の将来を選べない生徒」を数多く見てきました。
中には、受験直前で「お金ないから受験を諦めてくれ」と親に言われたという可愛そうな子も。
だからこそ、「自分の娘には高校卒業後の進路を自由に選ばせてあげたい。そこまでは親の責任だ!」と、心から思っていました。
だからこそ、お金の不安はものすごい大きかったのです。
「お金やばい!教育費やばい!現状を変えねば!」と妻と話していた。そんなときに出会ったのがブログでした。
当時は「ブログを副業とすれば広告費で稼げるらしい」という情報をなんとなく聞いたことがある程度。本当に稼げるのかなーと半信半疑だったところに妻から一言。
「現状を変えるために、とりあえずやってみようよ。ゲーム感覚でやれそうじゃない?パパはハマればとことんやるタイプだし。ハマったら飽きずに続けるし。2人で始めよう!」
そんな妻の巧みな話術も後押しし、その週末の連休で勢いでブログを始めたのです。
価値観のアップデート
Twitterを見たり、他の人のブログ記事を読んだりしながら、手探りで情報収集しては記事を書く日々。
新しいことを挑戦することは大変でしたが楽しい日々でした。
そんな中、このツイートと出会いました。(興味ある方はスレッド全部読んでほしい)
頭に雷が落ちたように衝撃が走りました。
ブログやSNSには、これまでに考えたこともなかった考え方や信じられない行動力を発揮している人がゴロゴロいる。
そんなすごい人達の発信に触れ、僕自信の価値観が180°変わっていったんですよね。
この他にも、ホリエモンのスピーチをYouTubeで見たときは衝撃は今でも忘れられません。
この動画を初めて見たのは2018年。「こんなに世の中はアップデートされていたのかー!知らなかったー!」と思ってよくよく概要欄を見てみると、このスピーチが近畿大学の卒業式で行われたのは2014年。なんとすでに4年前だったのです。
テクノロジーや考え方はこんなにも急速にアップデートされていく。しかし、学校教育のやり方やあり方はどうだろう。僕が高校生の時、いや、戦後から殆ど変わっていないじゃないか。
副業としてブログやTwitterに注力し、新しいテクノロジーや価値観に触れれば触れるほど、変わらない学校教育とのギャップに悩みました。
このままでは、じいさんになって定年退職するまで、自分自身何も変わらないんじゃないか。
・・・それでいいのか?このままでいいのか?
思えば、中学生だったころから30歳になるまで「教師」しか見えていなかった。
将来の夢を子どものときに聞かれたとき、知っている職業である「数学教師」という仕事をなんとなく選んだだけ。それがたまたま11年続いただけ。
大学3年のとき、友達みんながブラックスーツに身を包み就活をし始めたときに、教員以外の世界に視野を広げていたら。もっとよく考えていたら。もしかしたらもっとおもしろい世界にいたかもしれない。
過去に執着してもしょうがない。問題は今。
今の自分がどうしたいのか。自分がどうありたいのかを考えよう。
そう強く思ったのです。
僕は変化していく世の中を楽しみたい。学校の外に飛び出して生きていれば、もっとおもしろいことが起こるんじゃないか?
Web業界のパワーと可能性を信じました。
転職
2021年3月。僕はWebマーケターに転職しました。
ブログ運営を通して得た知見はあったものの、実務経験なしで異業種であるWebマーケターに転職することは、とてもハードルが高く、大変でした。「これからちゃんと成果を出していけるのか?」という不安もあります。
けど、リスクを取って挑戦するなら今しかない。そう思って行動し、なんとか勝ち取ることができました。
ブログをはじめて3年。本当にいろんなことがありました。当初の目的である月30万円の収益には全く手が届いていませんが、間違いなく言えることがあります。
それは、ブログが僕の人生を変えたということ。
広い視野を持って、一歩踏み出すことで、人生は変えられるんです。
そして今度は僕が自分と同じように学校教育に対する閉塞感で悩んでいる先生たちを救おう。そう思いました。
このブログのコンセプトは、
閉塞感を抱えた教員に新たな価値観を提供し、Webで人生を変えられるということを広める
ことです。
僕のブログを読むことで人生が好転するという保証はまったくありません。
でも、「人生をこのまま終わらせたくない!どうにかしたい!」と真剣に考え、最初の一歩を踏み出すことができればきっと実現するはず。僕にもできたんだから。
最初に読んでいただきたい記事
教員の副業は禁止?トラブルにならない方法は?【教育委員会に聞いてみた】
教員の副業は「禁止」ではなく「制限」なんです。正しい手順で許可を取れば副業することが可能。
教育委員会の方に直接インタビューしたことをまとめた記事になっています。
- 教員は副業していいのかがパターン別にわかる
- 副業するための手続き
- 副業でトラブルにならないための注意点
- 教員向けのおすすめの副業
>>>教員の副業は禁止?トラブルにならない方法は?【教育委員会に聞いてみた】
教員にブログ副業をおすすめする理由5つ【現役教員ブロガーが解説】
実はブログってオタク気質な教員と相性がいいんですよ。
ブログ副業に興味を持った教員の方に向けた記事です。この記事を読むことでブログをすぐに始めることができます。
- 教員にブログ副業をおすすめする理由
- ブログ副業の仕組みと始め方
- 教員ブロガーの僕の収益事情
>>>教員にブログ副業をおすすめする理由5つ【現役教員ブロガーが解説】
【実録】住宅ローンを抱え子どもが3人いる33歳高校教師が未経験でフルリモートワークWebマーケターになれるのか?
僕がWebマーケターになるまでの軌跡をインタビューしてもらいました!笑
- Webマーケティング職に転職した理由
- 面接でうまく行ったことや失敗したこと
- 転職活動を終えての率直な気持ち
>>>【実録】住宅ローンを抱え子どもが3人いる33歳高校教師が未経験でフルリモートワークWebマーケターになれるのか?
教員から一般企業への転職が難しい理由と4つの対策【経験談あり】
「教員から一般企業の転職なんて無理無理!」なんて聞いたことありませんか?
確かに厳しい。けど、無理ってことはない。僕も未経験業種への転職できましたし。
- 教員から一般企業への転職が難しい理由
- 難しい転職を乗り切るためのポイント
>>>教員から一般企業への転職が難しい理由と4つの対策【経験談あり】
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