こんにちは。ライスです。
今日は「専門学校ではなく大学進学を選ぶために知っておくべき裏情報」を紹介します。
「大学と専門学校どっちに進学しようかなー。どっちも同じ資格取れるしなー。」と悩んでいるEさん。
ちょっとまって!そもそも大学と専門学校の違いがわかってる?
高校卒業後の進路は自分の一生を左右する大事なことだから、ちゃんと未来のことを考えて選択してください!
大学と専門学校の違い
・大学は学術的・理論的な学問を、学ぶとともに、幅広い教養を身につける教育機関
・専門学校は職業教育を行う教育機関
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大学の特徴、メリットデメリット
・学部学科の学問以外にも、様々な学問の基礎知識も学ぶことができる。卒業に必要な単位の4割が教養科目。
・高校と違い、自分で時間割を自由に作ることができる。興味のある授業を選択することができる。
・時間割に余裕があるため、アルバイト、趣味、恋愛、自己実現も、何でもできる。
・国家試験対策に力を入れるため、国家試験合格率が高い。
・留学制度や海外研修制度を取り入れる。
・専攻の系統・分野にかかわる職業に限らず、色々な業種の職業に就職できる。
・単位を落としても自己責任。計画的に時間割を組まないと、後半に授業が多くなり、就活などに支障をきたす。
・自由のため、受け身だと何もせず遊んで4年間終わる。
専門学校の特徴、メリットデメリット
・授業の8割が専門教育。好きなことをを徹底的に学べるが、裏を返せば、嫌いになったら地獄。
・授業が朝から詰まっていて、大学ほど時間の余裕がない。
・実習が多い。実習の設備が整っている。
・現場で働く人やプロが講師として来てくれる。その業界の情報も入手しやすい。
・専攻の系統・分野に関わりが深い職業に就職。入学する前から将来の夢がはっきり決まっているならおすすめ。
・1日休むと遅れを取り戻すことが大変。
・本当に学びたいという気持ちが強くないと、辛くなり、気が変わってしまう。
・大卒を採用条件にしている企業が多く、就職の幅が狭い。
大学は自由に使える時間が多い
大学では自由に時間割を組み、空いている時間は自由に何でもできます。
アルバイト、趣味、恋愛、自己実現でも、なんでも。
この自分の為に使える自由な時間がチート。
就職して仕事を始めたら、自由に使える時間はかなり減ります。
確かに何もしないで遊んでばっかりいるんだったら、専門学校でみっちり勉強したほうがいい!と思う人もいると思います。
けど、遊びから学ぶことって多いと思うんです。
遊ぶという選択肢を選べること自体がチートなんです。
専門学校では2年間で技術をしっかり身につけるため、授業や実習がつまっています。
大学ほど自由な時間はありません。
そして、社会に出てしまったら、(仕事にもよりますけど)本当に自由な時間は減ると思いますよ。
大卒が条件の求人票が多い
一般の求人票を見てみましょう。条件に「大卒」と書いているものがたくさんあります。
就職したい企業が見つかった!と思ったら、大卒が条件だったというケースはかなり多いです。
生涯年収に差がつく
初任給や、働き始めて数年は給料に大した差はありません。
むしろ専門卒の方が、2年早く社会に出て給料を貰っているので、お金を多く稼げる気がします。
しかし、給料の伸び率は大卒の方が大きいので、年をとればとるほど、どんどん差が大きくなります。
結果的に生涯年収は、大学卒業の方が専門学校卒業より、平均3千万円も高くなることになります。
3千万あれば、家買えますよ。
どの専門学校も就職率100%!?のからくり
どの専門学校のパンフレットを見ても、就職率100%と書かれています。全ての専門学校も就職率100%っておかしくないですか?
就職率はこのような式で計算して出します。
就職率 = 就職した人数 ÷ 就職希望者
つまり、卒業する時に就職が決まってなくて、ニートになったり、仕方なくアルバイトをする場合は、
「そもそも就職希望者ではない」と扱われ、就職率に影響を及ぼしません。
また、試験に合格できない場合、卒業ができないという、学校もあります。
卒業できなければ当然就職できないので、就職率に影響を及ぼしません。
このような理由で、どの専門学校も就職率100%になるんです。
もちろん、小細工なしで100%の学校もあると思いますが(^^)
なので、就職率だけで専門学校を選ぶのは危険だと思います。
まとめ
このような理由で私は大学進学をオススメします。
専門学校を否定しているわけではありません。高校を卒業する時点で将来のビジョンがハッキリしていて、この職業で一生食っていく!という強い志があれば、専門技術の習得に特化している専門学校の方がいい環境かもしれません。
大学でも専門学校でも、共通して言えることは、「自分で一生懸命頑張る」こと。
入学するのが簡単だからというイメージだけで、入学すると、あとから苦労して、途中で辞めてしまったり、からくりを知らなくて、損するようなことになっては、あまりにも気の毒です…そうならないためにもよく考えて、進路選択をして欲しいと思います。