教員から一般企業に転職するのは難しいって聞くけど実際のところどうなんだろう…?
幼い子どももいるし、絶対に失敗したくない…。
転職活動をする上で注意するポイントがあれば知りたいな。
困った教員
こんにちは!元教員ブロガーのライス(@rice_papat)です。
「教員の転職は、民間企業に勤めていた人が転職するよりも難しい」ということを聞いたことがある人に伝えたいことがあります。
それは、「教員から民間企業への転職はたしかに難しかった!」ということ。
実際、僕が転職活動をしていたときも「転職キッツ…」と感じたシーンが何度もありました。
その理由はこちら。
- 年収を維持した転職が難しい
- 転職時期が企業の希望と合わない
- 教員としてのキャリアを活かせる職業が限られている
- ビジネス経験が乏しいことを敬遠される
ということで今回は、教員から一般企業のWebマーケターに転職した僕が、教員から民間企業への転職が難しい理由について詳しく解説します。
さらに記事後半では、難しい転職活動を乗り切るためのポイントも紹介。
本記事を読むことで、転職に対する不安が少し軽くなり、転職の第一歩を踏み出せるはずです。それでは参りましょう!
ライス
6分くらいで読み終わるので、最後までご覧ください!
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教員から民間企業への転職が難しい理由
転職活動をしていて、教員から民間企業への転職はたしかに難しいなと感じました。
繰り返しになりますが、理由は以下の通りです。
- 年収を維持した転職が難しい
- 転職時期が企業の希望と合わない
- ビジネス経験が乏しいことを敬遠される
- 教員としてのキャリアを活かせる職業が限られている
それぞれ解説していきます。
教員としてもらっていた年収を維持した転職が難しい
知ってましたか?実は教員って同年代の他の業種の方と比較した場合、年収が高いことが多いんですよ。
ですから、転職することで教員のときより給料が上がるのはかなり珍しい。むしろ、年収はガッツリ落ちるパターンが多い印象です。
未経験の業種に転職となると、これまでの教員としてのレベル(キャリア)は評価されず、レベル1として採用となるからです。
企業がレベル1の新人に高い給料を払う理由は残念ながらありませんよね…。
ライス
実は僕も教員から未経験の業種に転職したら、年収が150万円も下がっちゃいました…
しかし、これに関しては「何を優先するか」の問題なので、割り切るしかないと思います。
「もう教員やりたくない」とか「他に挑戦したいことがある」とか、転職したい理由がはっきりとあるのなら、年収がガッツリ落ちてしまっても転職するべきだと僕は思います。
僕の場合、サービス残業がなくなって家族と過ごす時間が増えたし、趣味で始めたブログの経験を活かしたWebの仕事ができるようになったのでめっちゃ幸せです。
転職時期が企業の希望と合わない
民間の企業の中途採用の活動が活発になる時期は、求人掲載件数が伸びる1〜2月、6月、10月と言われています。
一方教員が転職する場合は、職業の特性上、3月末に退職し、4月から新しい仕事を始めるというスケジュールになりますよね。
つまり、チャンスである6月や10月の求人に応募するのが難しいということです。
中途採用は、採用が決まったあとできるだけ早く勤務し始めてほしいという条件が多いため、4月まで待ってもらうことが前提にある教員を採用するのは企業としては少しハードルが高いんですよね。
とはいえ、働き始める時期の相談に乗ってくれる企業もあるので、まずは相談してみるといいと思います。
教員はビジネス経験が乏しいことを敬遠される
教員といてあまり意識しない「成果主義」の考え方を持っていないと、一般企業からは敬遠されるかもしれません。
教員はその職業柄、「お金を稼ぐ」というビジネスの視点をあまり持ってないですよね。
一般的なビジネスでは、売上や利益などの数値的な目標を掲げて、それを達成するために働きます。
プロセスも大事ですが、成果が何よりも大事。
成果が上がるからこそ、そのプロセスも評価されるのです。
教員としてのキャリアを活かせる職業が限られる
教員がキャリアを活かすとなると、「教える」スキルを活かした塾とか予備校の講師、家庭教師など、これまでとあまり変わらない職業に限定されれてしまうのが現状です。
- 塾の講師
- 予備校の講師
- 家庭教師
しかし、この記事を読んでいるあなたは教育とは離れた異業種への転職を求めているはず。
未経験職種への転職と考えると、「活かせるスキル全然ないじゃん…!」と思う場合が、残念ながら多いのではないでしょうか。
僕も職務経歴書を書くときに、まったく異なる業種であるWebマーケターに、教員として身につけたスキルをどう活かせるのかとだいぶ考えました。
実際の僕の書いた職務経歴書の一部がこちら。
【アピールポイント】
<対社会人の調整力>
部活動では校外で活動する機会が数多くあります。その中でクライアントとの打ち合わせや調整業務にも数多く携わりました。校外の方ともチームワークを意識し、一つの目標を達成するために丁寧で細やかな連絡調整を意識しています。このような調整力は、社内でのコミュニケーションおよび、webサイト内のコンテンツ作りにおいて期限を意識したディレクションに活用できると考えます。
<数字・分析に強い>
大学では数学や情報について学び、卒業後11年間は数学科の教員として勤務しています。生徒の成績分析を行い、向上するための施策を行ってきました。貴社では市場、競合、顧客、サービスなどの調査や分析に活用できると考えます。
ライス
く、くるしいアピール…!
教員が難しい転職を決めるために大事な4つのポイント
いかがです?教員から異業種の一般企業へ転職するのはなかなか難しそうですよね。
ライス
厳しことばかり言ってスミマセン!けど大丈夫!落ち着いてください!
難しいけど、決して無理ではない!無理ではないんですよ!(大事なことなので2回言う)
ここからは、僕が実際に転職活動中に感じた「これをやっておいてよかった!」とか「これをやっておけばよかった…!」といったポイントを、体験談を交えながら解説していきます。
最低限のポイントだと思います。しっかりおさえましょう!
教員を辞めてまで転職したい理由を整理する
ずっと続けてきた教員を辞めて未経験業種への転職は相当な覚悟が必要です。今まで積み重ねてきたものをナシにするわけですから。
前述したとおりで年収も下がると思います。だからこそ、リスクを取ってまで転職する理由をしっかりと整理しておきましょう。説得力が増しますよ!
ちなみに、僕がWebマーケターとして今の企業に転職しようと思った理由は以下のような感じです
- 本業であるWebマーケティングを頑張ることで、副業のブログにもいい影響があると思ったから
- 副業で培ってきたスキルを本業にも活かせると思ったから
- 勤務時間がフレキシブルなので子どもの学校行事に参加できると思ったから
- フルリモート在宅勤務なので最高のマイホームを最高のオフィスにできるから
ライス
こんなに条件が整った企業に採用していただけて、マジでよかった…!
ということで、転職に何を求めているのかをちゃんと整理し、ブレない軸をしっかりと持ちましょうね。
転職のタイミングを明確にする
前述したように、求人掲載数が増える6月や10月の求人はあまりあてにできません。なので、民間企業の中途採用が最も活発になる1〜2月の求人に命をかけるべきです。
辞める時期から逆算してスケジュールを組むと、
4月に転職したいのであれば、1月から書類選考、2月に選考内定という流れがスムーズかと思います。
ライス
実際の僕の流れは以下の通りです。
時期 | 転職活動 | その他の活動 |
---|---|---|
4〜12月 | 求人を探す (ハローワーク・転職サイト・転職エージェント) | スキルアップ (ブログ・ライター・転職コミュニティに参加) |
12月 | 応募 | |
1月 | 面接開始 | 管理職に退職の相談 |
2月 | 最終面接・内定 | 両親に事後報告 |
3月 | オファー面談 | 有給消化 |
もし3月までに内定がもらえなかったとしても、辞めてから退職金と失業手当をもらい、じっくり転職活動するのもありかなと思います。
教員としてフルタイムで働きながら、転職活動をしたりスキルを身につけたりするのは難しいです。自分のためだけに時間を使えるのは手当をもらっているときだけですしね。
ライス
日本は保障が手厚い!
転職後に役立つスキルは身につけておく
未経験職種に転職する場合は、スキルを身につけておきましょう。
実務経験が無い以上、個人で習得できるスキルは身につけておくことで、面接や履歴書でアピールできるからです。
僕の場合はWebマーケターに必要なスキルを、ブログ運営やSNSで勉強していました。
むしろ、この経験がなかったら転職は決まらなかったと断言できます。
ライス
ブログで人生変わったよ。ホントに。
教員でブログ運営に興味がある方はこちらの「教員にブログ副業をおすすめする理由5つ【現役教員ブロガーが解説】」をご覧くださいね。
転職エージェントに相談する
転職エージェントとは、無料で転職の相談に乗ってくれるオンライン上のサービスです。
- 転職相談に乗ってくれる
- 自分にあった企業を探してくれる
- 履歴書などの書類作成のアドバイスをしてくれる
おすすめの転職エージェントはというと、正直「どのサイトも大差ないかな」という印象です。
大事なのは企業とのマッチングですからね。
ということで、大手で有名なところを何個か登録しておけばOKです。
- リクルートエージェント:最大級の転職エージェント。案件豊富。まずはここを登録しましょう。
- マイナビエージェント:こちらも大手のエージェント。案件豊富で安心。間違いない。
- doda “>doda:ここも有名。メールで情報が毎日送られてくる。
転職エージェントはすべて無料で利用できるので、「民間企業への転職は初めて」という人は情報収集のためにとりあえず登録して相談してみてもいいかもしれません。
まずは動いてみることが大事ですからね。
ライス
僕も勢いでエージェントに登録し、転職活動のはじめの一歩が踏み出せました!
ちなみに僕は、転職のことが何もわからなかったので、「何からやったらいいかわかりません!全部教えて下さい!」と相談しました…笑
ライス
それでもちゃんと丁寧に相談に乗ってくれましたよ!
まとめ:教員の転職は難しい。けど戦略的に動けば転職できる!
- 年収が下がることが多いことを理解する
- ビジネス視点で物事を考えるようにする
- 転職に求めるものを整理しておく
- スキルは身につけておく
- 転職エージェントをうまく利用する
教員としての仕事をこなしながらの転職活動は大変ですよね。
僕も「転職が決まらなかったらどうなるだろう…」とめちゃめちゃ不安でした。
だからこそ、1年間で戦略的に行動し、ひとつひとつ不安要素を取り除いていきましょうね!
最初の1歩として、無料で転職エージェントに相談してみましょう!
ということで、本日はここまで。ありがとうございました!ライスでした。
- リクルートエージェント:最大級の転職エージェント。案件豊富。まずはここを登録しましょう。
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